漢方相談薬局とは

漢方の薬局ってどんなところだろう?どうやって買うんだろう?

お店の中に入ったら何か高価なものを勧められるのでは・・・と心配な方も多いと思います。

お店の窓ガラスにいろいろな病名が書かれた紙が貼ってあったり、薄暗い雰囲気で入るのに戸惑ってしまう。でも最近ではおしゃれなサロン風のお店も出てきました。


日本で漢方薬が手に入るのは、漢方薬を置いている病院、漢方専門薬局、ドラッグストアの3つが大半です。

ネットでも売っていますが、人間の体質は変わりますので今買おうとしている薬が、本当に今の自分に適しているのかを自分で判断できない場合は、購入をお勧めしません。漢方薬は自然ものだからという先生もいますが、長年飲み続けて副作用が出てしまい、問題になることもあります。


漢方には中医学の基礎理論をベースに、体質を細かく確認して薬を処方する中国漢方と、ルーツは中国漢方でもその後日本で独自に発展した、決まった症状から決まった薬を処方する日本漢方と2つあります。

どちらがよいとか悪いとかは言えませんが、体質を細かくみて判断してもらいたいなら、中国漢方を勉強された先生のいるお店をお勧めします(私もこちらです)。曜日を決めて、中医師(中国で医師免許を取得されている中国人)の方が来る病院や薬局もあります。日本人の先生でも博識の方はたくさんいらっしゃいますので、ホームページなどで確認してみましょう。先生については、病院と同じで相性も大事だと思います。


場所を決めたら電話をします。

じっくり見てもらいたい方は予約したほうが無難です。

もちろんじっくりではなく、明らかに昨日のみ過ぎてお腹が痛いなどという場合は、立ち話で症状のキーになるところだけをいくつか質問して、お薬をお勧めすることもできます。

じっくり見てもらいたい方は、慢性病を抱えているお客様が多いです。

女性の不妊症や月経異常、メンタルの方、がん、慢性胃腸障害、皮膚病、その他多岐にわたります。


電話で何を相談したいかお困りの症状を伝えましょう。そうすれば、スタッフの方で適任者を選出して予約を取ることができます。また、適任者がその日不在でも、来店日までの間に電話で聞いた症状をもとに、ある程度の予備知識や診断方法を考え、最善のお薬を処方することもできるからです。


予約日当日。

女性の不妊症の方は、基礎体温表と、病院での検査結果があれば必ず持っていきましょう。基礎体温表は3周期くらいあるとベストです。

子どもが欲しいけどできない、でも病院での不妊治療はしたくない、またはしてない方でも基礎体温表があると今どのような体になっているのかを判断してもらうことができます。

ただ、病院の検査(子宮に異常がないか、卵管がつまっていないか、男性側の問題はないか、ホルモン値に異常はないかなど)をしたほうが、こちらもいくつもあるお薬の中からベストチョイスができますし、何より原因に近づくことができます。

月経異常など女性の子宮関係の症状場合は、基礎体温表があると診断がしやすくなります。

その他の病気でも病院での検査結果をお持ちでしたら、念のため持っていきましょう。


次にその症状はいつから、どのような経過をたどったかを答えられるようにしておきましょう。

1年前?3か月前?考えられる原因は?その時のストレスや自分の環境は…?

薬を何日飲んだか、その薬が切れたら症状が悪化した?などの詳細があると、どんどん原因の真相にたどり着くことができます。


そして予算を決めておきます。

漢方薬は漢方相談薬局では保険がききません。病院では保険がきくのもありますが、種類が限られてしまいます。

また、煎じ薬とエキス剤と2種類あり、煎じ薬を置いているところはだいぶ少なくなりました。

採算がとれないので基本的には取り扱いを中止していく薬局が多いですが、まれに煎じしか扱っていない病院・薬局もあります。

煎じとエキス剤は何が違うのか?

煎じはとにかくお客様が大変です。煎じとは、お茶パックのようなものに乾燥した生薬が混ぜて入っています。

煎じるのに時間がかかるし、部屋中漢方薬特有のにおいが充満したりします。専用の煎じポットも売っていますが、そもそも煎じ薬を取り扱っていないことがまず多いです。何よりお湯に煮だした量をちゃんと飲み切れるか…すごくまずいこともあります。

時間に余裕のある方はよいかもしれません。

また、煎じ薬の方が効く、というわけでもありません。


エキス剤とはいわゆるドラッグストアに売っているような個包装タイプ、または瓶に入った丸剤(黒くてつるつるの丸い形)や、瓶に入った錠剤が多いです。

また、メーカーが大きいボトル(粉)で病院や薬局に卸したものを、先生が1回の飲む量を計算して、薬剤師が1回ずつ分ける機械に通してお出しすることもあります(ミシン目の入った粉薬のイメージ)

これは、漢方薬を作ってるメーカーがどういう形状で販売しているか、またその病院や薬局でどの薬を取り扱っているかにもよります。

予算は症状の重度・軽度によって大きく変わります。低予算でお出しすることもできますが、その分効果を感じられにくくなることもあります。


いかがでしたか?漢方相談薬局の敷居は、少し低くなりましたでしょうか。

次回は2回目以降に来店するときの心得をお伝えしたいと思います。








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