虚性体質④【陰虚】

虚性体質とは。 体の必要なものが、虚=不足するという意味とのことで、詳細は前回以前の記事に書きました。 

元気がとにかくない気虚(ききょ)の人⇒こちら 

冷えっ冷えの陽虚(ようきょ)の人⇒こちら

ふらふら乾燥する血虚(けっきょ)の人⇒こちら


今回は「陰虚」という体質について(いんきょと読みます)

陰は体の中の血や、津液(体内の水分)、精(生命の基本的な物質)をさします。精はなかなか中医学ではない言葉で表すのは難しいところですが、精力とか、精魂尽き果てた、とか言いますよね。

元気の気よりかはもっと奥の方にある、体の機能活動を維持しているようなものです。ですのでこれが不足しているとかなり重症の虚弱。そのほかにも、生殖の部分や成長発育も司っていますので、成長が遅いお子さんや、妊娠しにくい方なども関係してきます。

津液は、皮膚や臓腑、毛髪、関節、脳髄、耳、目、鼻、咽喉、皮膚などを潤し、血液の一部にもなりますので、不足すると乾燥の症状が現れたり、乾燥しすぎて適度な水分が体の中になくなり、ほてりのような熱の症状が出てきたりします。


陰虚体質の主な症状

痩せる、毛髪に艶がない、熱感、のぼせ、暑がり、めまい、耳鳴り

寝汗をかく、つばが少ない、のどが渇く、冷たい飲み物を欲しがる、皮膚の乾燥、寝つきが悪い、便が乾燥する、尿の量が少ないなど

〇女性の場合は、月経が早く来る、出血量が少ない、色が赤い、無月経、不妊症


下線部の項目は陰虚の方の特徴症状です。


4つの虚証体質の方をご紹介しましたが、ざっくりいうと、虚証というのは、

顔色が白っぽかったり、黄色っぽかったり(赤みがない)、筋肉がなく、冷えていたり、潤いも少ない、いわゆる弱いタイプの方です。

漢方相談(薬局)での体質診断では、「この人は虚証かな?それとも反対の実証かな?」というところからはじまり、「虚証なら、どの部分が弱いかな?気かな?血かな?」といった感じでお客様からの情報をもとに診断していきます。

さらに詳しくみていく場合は、「どこの部分の気が足りていないかな?」とその部分を五臓六腑の機能に当てはめて診断していきます。

ですので、あまりしゃべりたがらないお客様の場合は、正確な診断にたどり着けないことがあります。包み隠さず、小さなことでもどんどん話してほしいですね。


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